寄付について

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寄付については、様々な意見があると思います。
寄付を嫌がる人の主な意見は、以下のようなものが多いです。

 ・自分が寄付しても大した額ではないので、役に立たない。
 ・寄付しても本当に必要な人の元に届いているのか、分からない
 ・必要な人に届くまでに、経費で色々削られ、寄付の結構な部分が、必要とする人に届かない。

仰っている方の気持ちは、どれも理解できます。


ちなみに私は、ユニセフ子供基金に毎月2,000円寄付しています。
はっきりとは覚えていませんが、独身の収入の苦しい頃からですので、8年以上にはなると思います。

なぜ私が募金を始めたのか、そのきっかけについてお話しします。


私は某国立大学を卒業し、某家電メーカーに就職しようと思っていました。
そんな折、実家の父から家業を手伝って欲しいと頼まれました。
家業を手伝うつもりは元々ありませんでしたが、思っていたより経営状態は悪化しており、このまま放置すれば倒産する、という状態でした。


そこで手伝うことにしたのですが、いざ家業を手伝いだすと、最初に聞いていたより、ひどい状況で、私の給与は月0~5万円程度でした。大学時代の友人に飲みや遊びに誘われても、ほとんど参加できません。
そのうち、連絡も来なくなり、本当の親友と たまに会うくらいしか、人と会わなくなりました。

貧困は本当につらいです。
物事はすべて相対的。

周りの人もすべて貧しければそれほど苦しくはなかったでしょうが、右も左も、テレビを付けても、すべて私より生活水準が上なのです。

アフリカで餓死するのと、今の日本で餓死するのは、どちらがつらいかを考えていただければ、何となく理解いただけるのでは、と思います。


家業をもう辞めたいと何度も思いましたが、私がそこで手を引いてしまうと、両親も路頭に迷わせてしまうと思い、ひたすら目の前の仕事に没頭する日々でした。
「いっそ・・・」と何度も思いましたが、やはり残された両親が気になり、できません。

毎朝起きたとき、「あぁ、まだ生きているのか」と絶望感を感じる日々。
恐らく、体験者にしか分からないでしょう。


でも、そんな日々を過ごしていた私もある日から、気持ちが変わってきました。
そのきっかけが寄付だったのです。
ある日、たまたまユニセフ子供基金の広告をみました。
そこには、「月○千円で、○人にワクチンが幾ら買える、あなたの善意で○人が助かります」というものでした。当時自由にできるお金は月2,3万円くらいだったと思いましたが、迷わず申込みました。
・・・一番安い月2,000円のプランでしたが。


なぜ、申込んだのか?
それは、自分の生きている意義が欲しかったからです。
両親のためだけに、このような生活を維持し続けるのは、精神的に限界でした。

特にその頃、精神的にもピークの状態でしたが、「自分が生きていることによって、○人の子どもが助かる!」と思うことにより、生きる意義を見いだしたのです。


かなりブルーな話題ですみません。
でも、これが私の募金の始まりです。

今は、結婚もし、長男も授かり、本当に幸せな生活を送っていますので、ご安心ください。


ただ、当時の私のように何らかの苦しみを抱えている人は多いと思います。
そういう方への一つの心理的な解決策としても、お勧めします。

もちろん、よく言われているように、寄付金がすべてワクチンなどに変わるわけではなく、ユニセフなど団体の必要経費で、結構な額が消えます。
それを批判するのも良しです。
でも 批判し 何も行動を起こさない場合は、1円すら、寄付を必要とするところに、寄付金が届きません。


駅などで寄付をするときに、何となく清々しい気持ちになると思います。

寄付はもちろん、困っている人を助けるため。
でも、それ以上に、本当は自分のためです。


毎月募金をしていると(私はカード引き落としですが)、自分の中に何か芯が一本入った気がします。
うまい比喩が浮かびませんが、何となく『これが成人したということかな』といった気分です。(^_^;

ちなみに寄付金は、税金控除の対象です。

ユニセフ

すべての子どもたちは、生まれた瞬間から幸せに生きる権利を持っています

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